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ルートラボで見るジロ・デ・イタリア2018 第14ステージコースと知られざる街々を紹介

ジロ・デ・イタリア2018の第14ステージのルートラボのご紹介です!

また、ジロ・デ・イタリアを通じて、普段あまり紹介されない知られざるイタリアの街々をご紹介します。

第14ステージ(5/19)のbikemap

ジロ・デ・イタリアの第14ステージは、サンヴィート・アル・タリアメントからモンテ・ゾンコランまでの186km、獲得標高は驚異の5,954mです!!

ヨーロッパで最も難易度の高い山岳として名高い峠「モンテ・ゾンコラン(Monte Zoncolan)」が登場します。

Cycle Route 5682359 – via Bikemap.net Open Route in Bikemap App

第14ステージのコース概要

コースの概要は次のとおりです。

  • サンヴィート・アル・タリアメント〜モンテ・ゾンコラン 186km

ステージ14
第14ステージは、厳しくチャレンジングな山岳「モンテ・ゾンコラン」でフィニッシュするステージです。

モンテ・ゾンコランに入るまでに4つのカテゴリー山岳を通過します。

一つ目がMonte di Ragogna(3級)、2つ目がAvaglio(3級)、3つ目がPasso Duron(2級)、そして4つ目がSella Valcalda(3級)です。

その後、いよいよモンテ・ゾンコランが登場します。モンテ・ゾンコランはヨーロッパで最も難度の高い山岳といわれ、登坂距離10km、平均勾配12%、最大勾配は22%です。

上り中盤(残り8km〜残り4km)の平均勾配は驚きの15%!

その後勾配が緩んだのち、残り1kmにある3つの短いトンネルを抜けると、再び急坂(平均勾配11%、最大勾配16%)が待ち受けます。その後ついに頂上でフィニッシュとなります

出典:Stage 14 – Giro d’Italia 2018: Official Site

スタート地点のサンヴィート・アル・タリアメントってどんなところ?

サンヴィート・アル・タリアメント(San Vito al Tagliamento)は、フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州にある人口約15,000人、タリアメント川の右岸にある中世の町です。

2015年にはイタリアで最高の生活を送っている100の村の一つに選ばれています。

サンヴィート・アル・タリアメントの見どころ情報

マドンナ・ディ・ローザの聖域:Santuario della Madonna di Rosa

1600年代に建てられたこの教会には、奇跡的に様々な災害や戦火を逃れた絵「マドンナ・ディ・ローザの肖像」が残されています。

ドゥオーモとポポロ広場:Piazza del Popolo con il Duomo

街の中心にあるポポロ広場とドゥオーモ(大聖堂)は、サンヴィート・アル・タリアメントの象徴的な景観です。

サンヴィート・アル・タリアメントのグルメ情報

サンヴィート・アル・タリアメントがあるフリウリ=ヴェネツィア・ジュリアでは、その郷土料理を一般に「フリウリ料理」と呼びます。

フリウリ料理は一般的なイタリアンとは異なり、ハンガリーやオーストリアなどの文化が混じった独自の料理文化となっています。

名物の一つがハンガリーを起源に持つシチュー「グラーシュ」。ハンガリーのそれに比べ、ハーブを多用するのが特徴です。

サンヴィート・アル・タリアメントの豆知識

この地域で行われる自転車ロードレース「サンビートカップ(Coppa San Vito)」は、1926年から続くアンダー23の自転車ロードレースで、最も有名なイタリアのアマチュア・クラシックの1つです。

独自言語である「フリウリ語(Friûl–Vignesie Julie)」は、言語人口約60万人。ユネスコの「危機に瀕する言語」に選ばれています。

ゴール地点モンテ・ゾンコラってどんなところ?

モンテ・ゾンコラン(Monte Zoncolan)は、フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州にある標高1,750mの山です。

どのサイクリストに聞いてもヨーロッパで最も難度の高い峠の一つとして挙げられる山で、10km続く上り坂の平均勾配は12%、最大勾配は22%です。

モンテ・ゾンコランの見どころ情報

あまりの勾配の厳しさに重機が上れず、頂上付近には300mしかガードレールが設置されていません。

そのため、ジロ・デ・イタリアでは山岳警備隊やボランティアが列をつくり、人間のバリケードを張る様子が見られます。そんな中を選手が駆け上がっていく様子に、その場の雰囲気は最高潮に達します。選手も大会運営側も命がけでレースを作り上げているのです。

モンテ・ゾンコランの豆知識

101年続くジロ・デ・イタリアの歴史の中で、モンテ・ゾンコランが登場したのは今回で6度目(2003年、2007年、2010年、2011年、2014年、そして2018年)。

最速タイムはジロ・デ・イタリアを2度総合優勝した元プロのジルベルト・シモーニ。2007年に打ち出した39分03秒という記録は未だに破られていません。

彼は「ピュアクライマー」と呼ばれるタイプの選手で、これは上り坂が得意なクライマーの中でも特にクライム能力に特化したタイプの選手を言います。

当時のジロ・デ・イタリアではこうしたピュアクライマーが総合優勝を果たすケースが多くありました。

一方、近年ではヒルクライムだけでなくタイムトライアル(一人ずつが走りタイムを競う種目)の重要性が高まっており、オールラウンダーと呼ばれるタイプの選手が活躍する傾向にあります。

【第13ステージはコチラ】

ルートラボで見るジロ・デ・イタリア2018 第13ステージコース紹介

 

(執筆:t.k)

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