旅×自転車 記事

【アルゼンチン】美しいルータ40をサイクリング!サンタマリアの親切な家族に迎え入れてもらい感動 ~ベレンへの道 1~

こんにちは、Hiro です。自転車で世界を旅しています。

10日間程滞在したカファヤテの町を出発し、今日から3日間かけて約260kmの距離にあるカタマルカ州<ベレンの町>を目指します。

景色が綺麗なことで有名な、ルータ40(国道40号線)を進むので、景色を楽しみにしています。

初日は約80kmの距離にあるサンタマリアの町に1泊。2日目はキャンプ。3日目にベレンの町に到着予定です。

では、張り切って行ってきます!

起床

2021年 10月21日

6:30起床。コーヒーを飲み、荷造りをします。昨日の夜に準備する予定が、帰りが遅くなったので同部屋の方はとっくに就寝しており、荷造りができていませんでした。

▲洗濯物を取りにホステル屋上へ行くと、太陽が上り始めていました。

8:00 準備完了。同部屋の人々に挨拶し、レセプションに鍵を返却。ホステル・ルータ40のドミトリールーム(相部屋・バスルーム共用)に1週間程滞在させてもらっていましたが、とても快適でした。

※ホステルのショートムービーを作りました。

▲【Hiro’s Hostels Journey】”Hostel Ruta 40″ Cafayate, Argentina.

出発

▲8:15 ホステルを出発です。カファヤテは素朴で素敵な町でした。
▲8:30 カファヤテ滞在中、見学することができなかった大きなワイナリー、ボデガ・エチャート(Bodega Etchart)を通り過ぎます。
▲太陽と葡萄畑。
▲葡萄畑を横目に一枚。やっぱり朝は気持ちがいいですね。
▲大きな岩山が綺麗です。

トロンボン

▲9:10 小さな町トロンボンを通り過ぎます。
▲トロンボンのボデガ。青と茶色と緑のコントラスト。
▲9:30 走っていると前に車が停まり、家族が「一緒に写真を撮りたい」ということで写真を撮りました。僕も一枚。
▲少し進むと何かの会社らしきトレーラーが止まっていたので、水を500ml 分けてもらいました。今日は水をそんなに積んでいないので、こまめに補給させてもらいながら進みます。
▲Bodega・Tukma

コララド・デル・バジェ(Colalado del Valle)

▲10:30 コララド・デル・バジェ(Colalado del Valle)に到着。RUTA40(国道40号線)の4308km 地点です。福岡〜札幌間の距離が、2,000km程なので、アルゼンチンの大きさがわかりますね。
▲後からわかりましたが、この町に入る少し前にトゥクマン州に入っていました。パンデミックの影響で1年以上滞在したサルタ州をついに脱出です。
▲区役所のようなところに日陰を見つけたので許可を得て、朝ごはん休憩です。

朝ご飯休憩

▲昨日作っていたご飯を食べます。野菜たっぷりで、リゾットのようで美味しかった。
▲昨日もらっていたパン・デ・ブディン(パンで作ったプリンのようなもの)も食べました。
▲11:20 再度出発です。
▲真っ直ぐな道を進みます。
▲12:30 インカ帝国時代の有名な遺跡・キルメスへの曲がり角に到着。
▲今回は遺跡へ寄らず先へ進みます。

旅のおじさん

▲走っていると、旅をしているおじさんに遭遇。僕とは逆方向のメンドーサの街からサルタへの旅をしているらしく、少し話をして別れました。帽子も被らずにいたので「大丈夫ですか」と尋ねると、「ヘルメットや色々なものを他にも持っていたが、あちこちで無くしてしまった」と話していました。無事、目的地まで辿りついてほしいものです。
▲アンデスの山並み。
▲かなり暑くなってきました。それでもかなりいいペースで来ています。
▲羊か何かの骨

カタマルカ州に突入

▲13:30 少しの間のトゥクマン州の旅も終わり、カタマルカ州に突入です。今日はもう70kmも進みました。

ディストリクト・サンタマリア

▲そして、しばらく走り、ディストリクト・サンタマリア(カタマルカ州、サンタマリア県)に入りました。
▲休憩しやすそうな長閑な教会を横目に先を急ぎます。
▲小さな村をいくつも通り過ぎます。昼を過ぎて、向かい風が強くなってきてペースが落ちます。
▲以前の赤茶色の岩肌ではなくなくなり、景色が変わりました。
▲ラス・モハラスの村も通り過ぎます。
▲馬も日陰を探しています。午後はますます風が強くなってくるので、休憩もそこそこに先を急ぎます。
▲14:40 サンタマリアの町の入り口である、曲がり角に到着です。このモニュメントから左折です。
▲橋を渡り、サンタマリアの町です。
▲川は干からびて水がありませんが、馬が草を食べていました。

サンタマリアの町に到着

15:00 今日の目的地、サンタマリアのダヴィッドの家族の家に到着しました。ダヴィッドは、カウチサーフィンのホストで次の目的地、ベレンに住んでいますが、家族がサンタマリアに住んでいるということで、1泊キャンプさせてもらうことになっていました。

家に到着し、挨拶をした後に冷たい水を飲ませてもらいました。「昼ごはんは食べた?」と聞かれましたが、あまり迷惑もかけられないので、「食べていないですが、食べ物は持っているので大丈夫です。」と答えましたが、結局、「昼ごはんの残り物だけど、ごめんね。」と言いながら、タコスを温めて食べさせてくれました。とても優しいです。

▲左がダヴィッドのお姉さん、右がお母さんです。
▲ダヴィッドのお姉さんはカタマルカの州都で、旦那さんとピザ・エンパナーダ屋さんを経営しており、タコスもとても美味しかったです。

食後にシャワーを浴びさせてもらい、今日使った分だけ洗濯をしました。午後からの風がものすごく強いです。早めに到着してよかった。その後バナナとみかんも食べて、栄養補給。

サンタマリアの街を散策

▲17:30 隣に住んでいた、ダヴィッドの兄の自転車を借りて、セントロ(町の中心部)へ。
▲プラザ(中央公園)
▲カルチャケス渓谷のサンタマリアです。
▲アートやモニュメントの施された市役所
▲川方面へ行ってみましたが、川までは自転車で出られず、ここまで。
▲市営キャンピング場
▲新しくできた綺麗な公園を見て、1時間ほど散策して帰宅です。
▲18:30帰宅。乾いた空気と強風で、服はもう乾いていました。明日のために体を休めながら、破れていた手袋と太腿あてを自分で縫います。

家族と共に散歩

▲20:00 日が暮れて涼しくなった頃、ダヴィッドのお姉さん、お母さんと共に散歩へ出かけました。
▲昼間も来た新しい公園を散歩し、その後セントロへ。

サンタマリア教会

▲セントロへ到着し、綺麗にライトアップされた教会
▲中では、ミサが行われていました。
▲何やらプライベートなミサだったみたいで、これ以上中には入れませんでした。壁画が美しいですね。

夜ご飯

▲夕食を食べにピザ屋さんへ。エンパナーダ・アラべ、「エンパナーダ・アラブ風」という意味。普通のエンパナーダと包み方が違い、三角形。中は牛肉と野菜に、たっぷりのレモン汁。さっぱりと食べられます。
▲アンチョビとパイナップルのハーフアンドハーフピザは、とても美味しかったです。
▲3人でビールも頂き、食事を楽しみました。

22:15帰宅。帰った後は、明日走っている時に食べる用のご飯を作らせてもらいました。今日の残りもまだ少しあるので、タッパに入れ、一つは冷蔵庫で、もう一つは冷凍庫に保存。

▲お母さんはケーキ屋さんをしており、明日注文が入っている分のケーキの仕上げをしていました。
▲綺麗なデコレーションですね。

就寝

▲当初は庭にテントを貼らせてもらう予定でしたが、ご厚意で洗濯場兼、倉庫になっていたボイラー室を少し片付けてくれたので、ベッドを敷いて寝ることができました。とても優しい方達で、感動です。

23:30 お湯を沸かすボイラーの熱で丁度よく暖かかったので、寝袋をかけず、上着を着ただけで就寝。昨日あまり眠れていなかったこともあり、疲れていたので1分で眠りに落ちました。おやすみなさい。

まとめ

本日は、カファヤテ〜サンタマリア 81kmの走行でした。ほぼ平坦な道のりだったため、1回の昼休憩と10分間の小休憩のみで、7時間と短い走行時間でした。サンタマリアに到着後、暴風になったので早めについてよかったです。

明日、また出発予定ですが、早めに着いたのでサンタマリアの町も少し散策できました。

温かい家庭に迎え入れてもらい、美味しいご飯に温かいベッドで、これまでにないくらいぐっすり眠ることができました。南米は危険なイメージが強いと思いますが、本当にホスピタリティに溢れた、温かい人たちが多いと感じます。

目的地のベレンまで、後2日。明日は数年ぶりに天然温泉に入る予定ですが、ここから130kmの距離があります。無事たどり着くのでしょうか。お楽しみに!

走行マップ

走行距離

Cafayate ~ Santa Maria

81km

▼Hiro インタビュー記事

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Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋
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